こんにちは!泡中です!
今回は、ルクレール・ブリアン アビス2015を飲んだ感想について書いていきます!
ルクレール・ブリアン アビスとは?
ルクレール・ブリアンは、1980年代からいち早く有機栽培を取り入れるなど、「自然派シャンパーニュの元祖」とも評されてきましたが、跡継ぎがいないために2012年にアメリカ人投資家に買い取られることになりました。所有していた畑の一部は売却され、元々の形跡はほとんどなくなってしまいましたが、一部の畑を買戻し、新しい醸造所を建設して、再スタートを切りました。
醸造責任者には、かつてデュヴァル・ルロワの醸造責任者を務め、マルゲなど自然派シャンパーニュのコンサルタントをしてきたエルヴェ・ジェスタンが就任(オーナーも兼任)。新たな醸造所は彼の設計によるもので、ステンレスタンクにはすべてアースが設置され、電気を溜めないよう徹底。
引用元:ワイングロッサリー
ルクレール・ブリアンの過去は、跡継ぎの問題で投資家から畑が買い取られるなど、壮絶さが伺えましたが、無事に再スタートを切りだし、新たな醸造を行うなど活躍が注目されています!
そして一番の特徴は、なんと「海底で熟成させたシャンパーニュ」です!!
ルクレール・ブリアン アビスの特徴
シャンパーニュにとって最も優れた熟成環境とは?
それこそが「アビス」の始まりでした。
温度が15度以下で安定、充分な湿度がある、過度な振動や日照が無い、ガスが抜けることなく、過度に圧力が加わる事の無い状態。
これがシャンパーニュにとって最もストレスフリーな状態と言え、メゾンの地下セラーはそのほとんどを実現していますが、唯一ガス圧だけはどうしようもないと考えられていました。しかし、海中ではそのガス圧さえもクリアでき、さらに奇才エルヴェ・ジェスタン氏は、海の土壌アビスのベースワインを造り、これを海の中で熟成させることで、ワインの精神的なストレスさえも減らそうと考えます。
アヴネ・ヴァル・ドール(ピノ・ノワール)、ビスイユ(シャルドネ)、ヴリニー(ムニエ)の3つのプルミエ・クリュから採れたブドウをブルターニュの海底に沈めて熟成。
シャンパーニュの熟成を海底で行うのは、想像がつきませんでした!!
ただ、海底では地上よりも「温度・湿度が安定」し振動等の影響が無いことから、環境的にメリットしかないです!
ちなみに、2ルクレール・ブリアン アビス2015は、ブルターニュの海底に2019年3月~2020年5月まで沈めて熟成していました!
では、実際にどんな味だったのか書いていきます!
ルクレール・ブリアン アビス2015を飲んだ感想
※今回も、僕の行きつけのお店で亀戸にあるシャンパーニュ スタンド デゴルジュマンさんでグラスでいただきました!
外観
色味:濃い黄金色
泡の大きさ:極めてきめ細かい
泡立ち:長く連なっている
外観は、色味も濃い黄金色で見た目は特別変わりないシャンパーニュです!
それでは、香りはどうでしょうか??
香り:米麴の香りからほのかにりんご、白桃
グラスに注いだ後の香りは、米麴の香りが前面に感じたため、日本酒に近い香りでした!
時間の経過とともに、ほのかにりんご、白桃の香りもしシャンパーニュの香りらしさが伝わってきました!
では、味はいかがでしょうか??
味わい:繊細でミネラルさがあり、余韻は中程度
一口飲んだ後は、ミネラルさが一気に感じられ海のパワーを貰った気分となりました!!
余韻は、中程度に続いたため、ミネラルさを感じながら海底での熟成の様子が浮かび上がりました!
飲む前は、海特有の香りや味が多少するのかと疑問に感じていましたが、全くなくむしろミネラルさが十分に伝わってきました!
泡中ポイント・・・★★★★☆ 4.0!
2019年3月~2020年5月まで海底で熟成させていたことから、その期間だけでも他のシャンパーニュにないミネラルさが伝わってきました!
海底で熟成させたシャンパーニュであることから、日本への入荷は僅か120本と少ないですが、それだけレアなシャンパーニュであることは、実感しました!
泡+ミネラルさでさらに元気になるシャンパーニュです!
※今回紹介したボトル▼
※泡中が飲んだシャンパーニュ索引▼
鮨シャン投稿